<<80日間自転車カナダ横断独り旅>>
<夏でも寒いカナダ> 真夏の旅だったが、80日間で暑さを感じたのはせいぜい10日位なもので、寒さとの戦いが大変だった。一番寒かったのはレイクルイーズでマイナス2度。これは6月初めのロッキー山中でもあり想定内だった。山を下りカルガリーを過ぎ大平原に入ると、蚊は出てくるし、日中は湖水浴を楽しむ位に暑くもなり寝袋等冬物衣類を日本に送り返してしまったのだが、これが失敗。オンタリオ州のスペリオル湖近くになると気温が10度以下となり寒くて、寒くて震えてしまう。ありったけの物を着込んでも眠れず。新しい寝袋を買う羽目となり余計な出費に苦笑するばかり。 <雷に怯えた土砂降り> カルガリーからウイニペグまで1500`続く遮る物のない大平原、ここで雷にやられたら生きた心地もない。人家のある場所から次ぎの場所まで100`位、平気でなーんにもない。勿論雨宿り出来るような建物も遮蔽物もないので、もう走るしかない。雷が落ちるか落ちないかはまさに運まかせ、帽子を深く被り、眼鏡を下げて、開き直って前へ進むのみ。どうにもたまらなくて道ばたでシートを被ってみた事もあるが、たちまち蚊の襲撃にあっていたたまれずに逃げ出す羽目となる。こういう時は早々とモーテルを探して逃げ込むしかなく、温かいシャワーにホッとする。 |